2013年5月18日土曜日

ここしばらくのワイン

印象に残った物だけコメントしようかと思う。基本的に一日おきに飲んでいるのだが。

ニコラ・ポテルのニュイ・サン・ジョルジュ一級”オー・シェニョ”2000。安定のうまさ。割安で良いわ。
シャトー・ブラネール・デュクリュ1995。サンジュリアン四級。このビンテージにしては安く買えた。やっぱり良いボルドーは寝かせないと美味しくないよね。寝かせるセラーを持っていないので、(と言うか今から買っても時間が無い)出物があると買って飲むのだ。これも二本目だが旨いね。
レキリブリスタ ティント (カ・ネストラック)2009。安くて旨かった。果実味たっぷり。
シャトー・デギュイユ1999。コート・ド・カスティヨンあらため、コート・ド・ボルドーだっけ。デギュイユは安くて旨いので何度も飲んだが、若いワインばかりだったので今度は99年ものを飲んだ。ナイペルグ伯爵とステファン・デュルノンクールが関わったものとしては初期のワイン。安いのに熟成能力があることが良くわかった。旨いよ。
ドメーヌ・ド・ラルロのニュイ・サン・ジョルジュ一級1999。安定のラルロ。全房発酵派(ホール・クラスター派)のワインはやはり熟成させて飲むべきなのだろうな。

GW中に大沼プリンスコテージにて、道すがら買ったはこだてわいんの日本。下のはヤマブドウ100%でシリアル番号付き。上のはえぞ山葡萄に余市産赤ワインをブレンド?(アッサンブラージュ?))したものらしい。期待して飲んだのだが、いやあ、酸とタンニンがきつくて飲みづらいこと甚だしい。15年ぐらい熟成させるべきか。特に山葡萄100%はたいへん。
と言うことで「ワイナリーでしか買えないわいんPREMIUM赤(紫ラベル)」が一番飲みやすかった。余市産ツヴァイゲルトレーベで作られる。名前はワイナリーでしか買えない、だが楽天で買える(笑)。
しかしおたるワインもそうだが、なぜ短いコルクを使うのか。それならスクリューキャップの方が良いのだがなあ。
ドメーヌ・ド・ラ・モルドレのタヴェル・ロゼ2011。ジシギのラベルが可愛いドメーヌ・ド・ラ・モルドレ。ここのリラック・ルージュはほんとに安くて旨くて大好き。タヴェル・ロゼは初めてだが、これも旨いね。この季節にぴったりのロゼ。色調はロゼにしては濃いめ。
アンジェロ・ガヤのダルマージ1987。ガヤが作るカベルネ・ソーヴィニヨン100%のワイン。ちょっと奮発しました。いやあ、これは旨いです。感動しました。87年というビンテージながら、25年経ったとは思えない若々しい色調。しっかり熟成しつつも枯れていません。まさに飲み頃。スーパータスカンと比べると、追随者がいなかったピエモンテにおける孤高のワイン。「ソムリエール」のエピソードを思い出しながら飲むと味わい深いです。
大好きなビゾーのマルサネ”クロ・デュ・ロワ”2007。ビゾーのワインは高いので、これが一番安いラインかな。ちょっと濁った色調はフィルターを掛けていないことを窺わせる。瓶が重いのは好きじゃ無い。
アルド・コンテルノのバローロ2007。スタンダードなバローロだが、美味しくてびっくり。アルド・コンテルノと言えば伝統的な生産者なので、2007じゃ飲み頃の入り口にも来ていないと思っていた。でも果実味が十分あって鮮やかな色調で美味しいです。イメージが変わった。ちょっと前に飲んだフォンタナフレッダのバローロより断然旨い。値段も違うけど。
昨日飲んだドメーヌ・ルイ・レミーのラトリシエール・シャンベルタン1994。これはがっかり。薄くて香りも立たず。もう枯れたような味わい。特級畑の割に凝縮感は無い。一番上のニコラ・ポテル一級の方がずっと旨い。まあ、しょうが無いね。こういうことあるさ。結局ワインは、特にブルゴーニュは作り手次第でテロワールなんてのは意味が無いことが良くわかる一本。

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いつまでも馴染めない言葉


良く目にするが、違和感が消えない言葉がいくつもある。なぜ違和感が消えないのか、またはなぜ世間ではよく使われるのかを考察する。

1. 「いのち」

これは政治家のせいですな。特に社民党が濫用してから違和感を感じるようになってしまった。「いのちを守る政治」とか「命を大切にする政治」など、ほぼ意味不明な使い方をする物だから、「いのち」(しかも平仮名である)にネガティヴイメージがついてしまった。政治家が言う命とは本来、日本国民の生命であろう。政治の本質とは、突き詰めて言ってしまえば国民の生命と財産を守ること、すなわち統治であるはずだ。であるから、イラクに勝手に行って武装勢力に誘拐された連中でさえ日本政府は救出したわけだ。国民の命を守れない政治に存在価値は無いから。これが本来の「命を守る政治」の筈であり、当たり前のことなのである。ところが平仮名の「いのち」とは何なのか。この定義が曖昧であれば、それを守る政治とか大切にする政治の意味も曖昧になるはずで、実際そうなっている。こう言った雰囲気だけ(しかも嫌らしい)で良いことを言ってるように見せかけている政党には、きっと表に出せない本音があるのだろう。だからぼかすのだと思っている。それにしても可哀想なのは命である。生命とは何なのか、と言うのは重要な問題なんだがな。

2. 「生き様」

これも醜い言葉だよな。なぜ「生き方」じゃあ、いかんのか。俺の記憶では白土三平の「カムイ伝」に載ってた記憶がある。左翼のジャーゴン、って訳でも無いか。恐らくは「生き方」では生ぬるいぐらい激しい有様を表現するのに、あえて野卑な言葉遣いをしたものと思われる。と言うか、死に様から連想して作られたのは当然だろう。死に様と死に方は似ているようで違う。死んでいる様子と死因の違いだろう。しかし生き様は明らかに生き方のことである。だから「生きている様子」と考えると訳が分からなくなる。言葉として矛盾を内包した、醜い言葉だと思う次第である。

3.「個性を伸ばす」

個性ってわざわざ伸ばす物なのだろうか。個性ってのは押さえつけても発露せざるを得ない物なんじゃ無いか。この言葉が教育にくっついて出てくると大変うさんくさい。教育ってのは常識を身につけたり、世の中で通用する知識や教養を身につけたりする物じゃあ無いだろうか。共通言語を身につけるというか。「教育とは平凡への強制」と言う言葉もあったな。「個性的」であることが普遍的な価値であると思い込まされた人々が、子供に無茶苦茶な名前を付けて「個性的」であろうとしているでは無いか。しかし実際に現れるのは変な名前がついた凡庸な人間であると思う。本当に個性的な人間は勝手に現れる。それこそ平凡を強制されようが、お構いなしに個性が発現するであろう。それによって本人が幸せになるかどうかは別問題だが。

4. 「思い」

「いのち」に似ている。大したことを言ってないのに意味ありげというか。気持ち、と言う方が正しいだろうに。それじゃあ軽いと考えて重い、いや「思い」とするのか。なんかなあ。

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2013年5月12日日曜日

東京港野鳥公園2013春

天気が良くなったので野鳥公園にシギ、チドリを見に行った。

まずはアマサギ。実は初めて見るのです。この日はコサギ、チュウサギ、ダイサギ、アオサギと、良くいるサギ類がみんないた。




次にチュウシャクシギ。少し湾曲したクチバシが可愛い。
カニを咥えては、振ってばらばらにしてから食べていた。
お次はコチドリ。黄色いアイリングが可愛いし、くっきりコントラストがはっきりした模様が良い。
最後にキアシシギ。特徴が無いんだよね。知床の川にもいた。
その他に見た鳥はヒメアマツバメとか、ソリハシシギとか、カイツブリ、ホシハジロ、キンクロハジロ、コガモ、カルガモ、カワウ、ムクドリ。声を聞いたのはオオヨシキリやシジュウカラかな。もう若葉が繁って鳥はよく見えない。とにかく日差しが強くて、とても疲れた。ついこの間札幌で寒さに震えていたんだけどね。

野鳥公園に行くときは、鳥久で弁当を買っていくのだ。鳥久の唐揚げは旨いなあ。いつもながら楽しんでおります。

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2013年5月6日月曜日

GW北海道2013野鳥

しばらくブログをサボっていた。なんかマンネリだったので。ワインを飲んだり野鳥を見たりはやっていましたが。

今年も去年に引き続き、GWは函館から大沼へ行ってきた。去年は一泊だった大沼プリンスコテージに三泊しました。やっぱり部屋の温泉は良いね。泉質も良いし。食事はいかにビュッフェでも飽きるのでIH調理器付きのコテージにして自炊しました。

さて。野鳥観察がずいぶん捗ったので、貼りまくります。

まずはニュウナイスズメ。朝はこいつが良く鳴いていました。寒くて膨らんでいるのが可愛い。


 大沼ではよく見たキバシリ。去年も見たけど、じっと動かなかったのが今年は木から木へ飛び移っていました。背中から見ると樹皮そのものですな。
ちょっと斜めから見ると白いお腹が見える。
ハシブトガラは当然のようにいる。これも北海道でしか見られないと思うと、感慨深い。
ヒガラが二羽にらみ合っている、のかな?
鳥では無いがエゾリスである。これは大沼森林公園の、セミナーハウス前の木にいた。
同じく大沼森林公園の中にある池にいたミソサザイ。ほんと味噌の色。
アカゲラのメスも大沼森林公園。ここは去年イカルがいたのだが、寒い今年は留鳥ばかり。
八郎沼公園で囀っていたアオジ。アオジは至る所にいた。実は大沼プリンスのゴルフコースをつぶしたところにウォーキングコースが出来ていて、ここを歩いたらツグミとアオジが一杯いた。

きじひき高原匠の森で見たビンズイ。下はカタクリのお花畑でした。
日暮山の頂上で会ったシマエナガ。頭が白くて可愛いね。
同じく日暮山で囀っていたウグイス。なかなか姿を見ることは無いのだが。
札幌の実家近くで見たルリビタキ。寒かったけど、今年は多く来ているらしい。初めてルリビタキを見たのだ。きれいだよね。
東屯田遊水池で見たノビタキのメス。オスもいたよ。とにかく寒くて参った。
シマアジ。魚では無い。初めて見た。
オカヨシガモの番。これは東京港野鳥公園で見たかなあ。
ヨシガモのオスとオオバン。ヨシガモも初めて見た。プリンスホテルの池にはバンもいたのだが。また別の池にはミコアイサもいた。写真は撮れなかったが初めてパンダガモを見たわけだ。
オオジュリンのメスも激しく飛び交っておりました。もう寒くていられない。ミサゴが魚を捕らえたりもしていて、もっといたかったが無理。























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