2008年7月30日水曜日

吉兆という病

船場吉兆が廃業したのは至極当然として、他の吉兆各店は相変わらず吉兆という看板を上げて、高級料亭でございという顔をしている。笑止千万である。船場吉兆がやっていたことを他の吉兆がやっていないという理由がどこにあるだろうか。言い換えると湯木貞一が作った吉兆という看板を安易に金に換えていないと吉兆各店が本当にいえるのだろうか。そもそも吉兆などは老舗でない。湯木貞一が一代で作った店なのだ。これを継承して発展させるのが各吉兆の責務などとそれぞれの店は言っているが、誰が頼んだのか。ただの金儲けのくせに何を言うか。

京都吉兆などは相変わらずここでぼったくり商売をやっている。これが船場吉兆の根性と何が違うのか。前にも書いたが、一料亭として出直すなら吉兆の名前を捨てることだ。吉兆の名は地に落ちたのだから。

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2008年7月23日水曜日

奥入瀬から八幡平(2)


部屋から見えたツバメの群れだが、尻尾が燕尾じゃないのと背中が白いのでイワツバメだろうと思っていたらその通りだった。近くで見るとお腹も白い。秋田杉で出来ている本館に巣を作って子育てしているのが、中庭からよく見えた。

十和田ホテルを後にして、ちょっと湖畔の船着き場で十和田湖を眺めたり。それから樹海ロードを通って八幡平に向かう。高速道路に乗って八幡平を目指すのだが、初めてETCを使ってみる。クレジットカードのETCカードである。三連休の中日というのに道路が空いている。やっぱり東北道だなあ。松尾八幡平インターで降りて、田舎の一般道をロイヤルホテルへ。ロイヤルホテル周辺は温泉郷というか、リゾート開発された模様だが、あまり別荘が建っている雰囲気ではなかった。やっぱり便利が悪いものね。ロイヤルホテルでは田舎のDQNが結婚式をやっているようで、変な連中がうろうろしている。フロントでチェックインの際に、「今日は香港から団体さんが来るので、その時間帯を避けた方がお風呂とか良いですよ」とのこと。かみさんが乗り物酔いして調子が悪そうだったが、叱咤して散歩に出かける。散歩道と言っても夏草が茂る勢いが強いのか、かなりワイルドな雰囲気。良い感じで自然を実感してたら、遠くから音楽ががんがん聞こえてくる。後で分かったが例のDQNの結婚式を屋外でやっていたようだ。全く野鳥の声を楽しんでいたのが興ざめである。ま、適当に歩いたところで老朽化で閉鎖された展望台に着く。ウグイスの声がすぐ近くで聞こえる。

そこから歩いてホテルの方へ向かった。展望台のあたりは岩手山の登山道入り口で、入山ノートなんかもおいてあった。山はガスがかかっていて眺望は悪そうだった。松川渓谷にも行ってみたかったが、温泉を優先することにした。途中小雨が降ってきて、野外結婚式の連中はホテルへ退散した模様。温泉は松川の地熱発電の残り湯と言うことで、パワーの感じられる良いお湯だった。晩飯は大変量が多かった。少なくて良いから質に振り向けてくれた方がうれしいな。香港の団体さんは朝食で出会った。うーむ、愛想が悪いね。まあこういう人たちが来てくれるのは、地方のホテルや旅館にとっては有り難いんだろう。香港にないものがここにはいろいろあるし、温泉に浸かれて洋式のホテルってのは香港人には向いてそう。

ちょっと早めに出発して、途中西根の道の駅でお菓子や野菜を買い込む。団子類は美味いし野菜も美味しかった。早めの新幹線に変更して帰ってきました。ちょっと八幡平近辺の観光が少なかったのが心残りである。東京は暑くて、東北の涼しさを実感したのだった。

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2008年7月22日火曜日

奥入瀬から八幡平(1)


三連休に東北旅行をしてきた。ルートは羽田から青森空港へ飛び、レンタカーを借りて八甲田山を通って奥入瀬へ。十和田湖畔で宿泊して、八幡平でさらに一泊して盛岡から新幹線で帰った。

さて、はじめに久しぶりの自動車運転で八甲田山を通る。途中睡蓮沼と言うところで車を止めて八甲田の山々を眺める。せっかくの美味しい空気が、やってきた喫煙者の群れで台無し。だから嫌われるんだよ。さらに車を進め、やがて十和田湖に近づいてくる。奥入瀬の石ヶ戸休憩所で駐車して路線バスに乗る。銚子大滝のバス停で降りて、遊歩道を石ヶ戸に戻ってきた。いやあ、下りなんでもっと楽かと思ったら、休憩を入れて2時間以上掛かった。写真は阿修羅の流れ。最後はへろへろしながら石ヶ戸に到着した。奥入瀬は昔も歩いたような気がするが、覚えちゃいない。花はエゾアジサイが青い花を咲かせていたぐらいだが、羊歯と木賊がたくさん生えていて、苔も倒木に生しているのが面白い眺めであった。馬門橋からはチトセバイカモが白い花を水中で咲かせているのが見えた。偏光フィルターがあったらもっと綺麗に撮れたろうね。

石ヶ戸から車で十和田湖畔を過ぎて、目的地の十和田ホテルへ到着。ここは政府の要請で秋田県が戦前に建てたクラシックホテルである。オープンは昭和14年だ。本館の玄関を入った吹き抜け部は、綺麗な木造建築である。我々が泊まった別館も綺麗な部屋で、十和田湖が眺められ良い景色だった。バスルームも広くて綺麗だった。晩飯は和洋折衷創作料理とのことだったが、ほとんど和食。洋風のものと言えばミネストローネぐらいか。カルパッチオもほとんど刺身。でも、それを気にしなければ美味しい料理だった。地元の素材を活かした品々。みずの白和えも美味しいし、南禅寺蒸しは茶碗蒸しより美味しい。クラシックホテルの料理の中でもレベルが高いといえよう。ただし従業員のサービスは今ひとつ。なんというかバイト臭い。冬は閉鎖されるホテルのためか、従業員教育が行き届かないのだろう。ビール、日本酒、ワインと呑んで、(少しずつだが)十和田湖湖水祭りの花火をちゃんと見られず眠ってしまった。

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2008年7月15日火曜日

瑞豊夜市へ行ってきた

台北で仕事を終えた後は、新幹線で高雄へ。時間に余裕があったので各停(こだまみたいの)に乗った。これだと台北から左営まで2時間。早いのだと1時間半である。ちょうどお昼にかかるので、台北駅で駅弁と烏龍茶を買って乗り込む。駅弁は排骨飯で60元である。安いねえ。ご飯に排骨ひとつと豆腐の煮たのに煮卵、野菜がついている。駅で買ったのは前に乗ったとき、車内販売でご飯がなかったから。今回乗ったら弁当が売っていた。二種類あってどちらも120元。昼食と晩飯の時間帯を走る列車だけの模様。

高雄の仕事が終わり、晩飯を瑞豊夜市で食うことにする。ホテルからは遠いのでタクシーで行く。なるほどかなりの規模だ。道路が夜市になってるのではなく、空き地に作った模様。すごい人出だけど、地元の人ばかりで外人はほとんどいない。

臭豆腐のにおいが立ちこめる中、3人連れの利点を活かしていろんなものを食べる。まずは蝦チャーハンと塩ラーメン。うまい。特にチャーハンはヒット。それから焼き鳥みたいのを食べて、餃子とシューマイにたれがかかったのをいただく。お次はブラックタピオカ入りミルクティー。名前が分からなくて注文するのに手間取ったが、なんとかそれが出てきた。まあ美味しいけど作り方はインスタントっぽい。後は蝦の広島風お好み焼きに甘いたれがかかったものを食べておしまい。少しずつ食べたけどお腹がいっぱいだ。

縁日の夜店みたいなゲームもいっぱいあって、洋服が売ってたりなんとも賑やか。10元で食べられるものもいろいろあって、金魚すくいや射的もある。子供には楽しいだろうな。こんなのが週五日もやっている。いや満足してホテルへ帰った。

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2008年7月14日月曜日

また台北へ

さっき台北に着いた。晴れてる。暑い。とは言え、東京も30度オーバーの日が続いてるのでそんなに違和感はない。ただ太陽の位置がやはり高いなあ。北回帰線のあたりらしいので当然か。
JALの機内はほぼ満席だ。いつも台湾線に乗ると思うのだけど、日系の航空会社でも台湾人の旅客が多い。まあ近いからね。俺の隣も小学生の姉妹だった。ディズニーランドにでも行ったのだろうか。

今日は移動だけなのでこれで終わり。タクシーとホテルはキンキンに冷えている。ホテルはいつもの長栄桂冠酒店だ。ネットもばっちり。タピオカ紅茶でも飲みたいな。

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2008年7月7日月曜日

地球温暖化ってそんなに問題か?

洞爺湖サミット直前だからこそ読んで欲しい本つうことで注文しちゃったのだが、当然ながらまだ読んでいない。しかし前からそうじゃないかな、とは思っていたので良く読んでみたい。読む前にこのインタビューの中にある、コペンハーゲンコンセンサスを見てみると面白い。温暖化対策よりやるべき施策として、HIV抑制や栄養失調対策があげられている。もっともなことだと思う。いつの間にかそれらより二酸化炭素を削減することの方が重要なことのように、政府マスコミ挙って宣伝してる、ってのはどんなものだろう。

シャモニーの村が小氷期に氷河の進出に脅かされたと伝えられている。14世紀から19世紀にかけての寒冷な時代は今より良かったのだろうか。温暖化とは何かが分からずに温暖化対策をするってのはどんなものだろう。今の布教活動のような温暖化議論というのには違和感を感じざるを得ない。死ぬ死ぬ詐欺に近いものを感じるんだよなあ。もっとやるべきことあるだろう、って感じ。

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