2011年5月21日土曜日

2015年までに消費税10%…社保と一体改革

2015年までに消費税10%…社保と一体改革 : 経済ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
日本の消費税が欧米に比べて極端に低いことは周知の事実である。国家財政が巨額の赤字を抱えていても、円が下がらないのは国債を買っているのがほぼ日本人だけであることと、日本人の貯蓄性向の高さ及び消費税率の低さによるものだろう。即ち、いざとなれば欧米並みに上げれば、たちまちに財政は健全化されるということだ。今年イギリスは財政難のため17.5%から20%に消費税率を引き上げた。

しかし消費税率引き上げに反対する勢力は多いようだ。即ち、消費税は逆進性が高いので低所得者に厳しいとか、物価を引き上げるとか消費を冷え込ませる等々。社民党とか共産党とか反対してるね。しかし消費税による税収を再配分すれば済む話だし、本来福祉の充実と言うことは税収を上げなければ不可能な話だ。それを彼らは更に法人税や所得税を上げろという。世界の常識的にはあり得ない話だ。なぜそう言う理屈になるのか。一つには民商の存在がある。これは共産党と共闘関係にある、個人事業主の団体だ。サラリーマンと違い彼らの収入はいくらも捕捉されていない。配当をすることが社会的圧力になるような企業でないから、彼らは利益を出すことを必要としていない。税金を払うことを考えれば、ぎりぎりプラスマイナスゼロが望ましいのだ。よって彼らは税金を殆ど払わない。ただし消費税は除く、のである。当然民商も消費税アップに反対している。

消費税は逆進性が高いというのは、裏を返せば公平に誰でも税金を払わなくてはならないと言うことだ。税の支払いは公平に、福祉や社会保障も所得に依らず公平にと言うのが社会正義なのではないか?自分たちは税金を払わないが、福祉は充実させろと言うのは何なんだろう?

うちの近所にうまいカレー屋がある。駐車場が無く幹線道路に面している立地なのだが、外車が良く路駐してカレー屋に家族連れで来ている。この間はアルファロメオだった。その前はアウディかな。そう言った高級車が路駐している。有料の駐車場は近辺にある。今のカーナビならすぐ探せるだろう。でもそうしない。そして駐禁の見廻りがくると慌てて車を移動するのだ。あんな高級車に乗りながら、なぜ駐車場代を払わないのか。なぜかを考えればすぐ分かる。あの高級車は個人の持ち物でなく、法人の持ち物だろう。そして彼らは家族の食事に当然のごとく領収書を要求する。食事代も法人の経費なんだろう。そして税金を払わないわけだ。消費税のアップはこういう連中からもちゃんと税金を取ることなのである。10%では生ぬるいね。イギリス並みに20%でも良いと思うよ。そして所得税と法人税を下げるべきだよ。

個人事業主は給与所得者の敵である。これは間違いのない真実だと思う。それに味方する勢力も全て給与所得者の敵である。こう考えれば、どの様に政治選択をすべきかは簡単だと思うのだ。

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