2007年6月3日日曜日

唐招提寺と薬師寺

奈良に行ってきた。
かみさんが東山魁夷のファンなので、年に一度の鑑真和上ご開帳に合わせて行ってきたのである。と言うわけで高校の同窓会もあったのだが、奈良の方に行ったのだ。
東山魁夷の襖絵も見事なものである。心の気高さが伝わってくるような絵である。これが自然光の元ですぐそこに見られるのだから素晴らしい。唐招提寺は土壁も崩れ気味でよい。なんと言うかイングリッシュガーデンの趣がある。

さて時系列的には薬師寺を先に見に行ったのである。高校生の時には塔は一基しかなかったが、今は再建されて二基あるのだ。何ともお寺は壮大である。ぴかぴかしているのである。そこの玄奘三蔵院には平山郁夫の絵がガラスの向こうに人工の照明の下で見える。なんと言うか観光絵はがきのような絵である。

薬師寺を先に見たおかげで唐招提寺の素晴らしさが良く分かった。日本画家の巨匠の絵の展示方法も対照的でわかりやすい。もちろん薬師寺の方が立派なのだが、この立派さも努力のたまものなのだから一概に否定も出来ないだろう。檀家もいない寺な訳だから。でも唐招提寺の方が好きかな。

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