2010年8月29日日曜日

釧路湿原の旅(4)

四日目、ホテルをチェックアウトして細岡展望台へ向かう。塘路からの距離はたいしたことがない。ノロッコ号が走る釧網本線と平行して走るのだ。細岡展望台の駐車場に車を止める。今日も良い天気で暑い。細岡のビジターセンターでは、餌台のひまわりの種にエゾリスやシマリスが集まっているというニュースを、北海道に着いた日のニュースでやっていた。なんでも今年は暑くて森の実りが少ないためではないかとのこと。なるほどビジターセンターの前に人だかりがして、エゾリスがいるらしい。

人がいなくなり、センターの反対側を見るとエゾリスがいる。確認した後に展望台までの道を歩く。たいした距離もなく展望台に着く。なるほど、これがいわゆる釧路湿原の景色か。
素晴らしいね。釧路川ではカヌー下りをしている人が見える。残念ながら8倍の双眼鏡では丹頂鶴は見えない。キラコタン岬や宮島岬がよく見える。確かに海だった時代は岬だったのだろう。あの辺をホーストレッキングで歩けるのだな。ここが夕陽の名所と聞く。しばらくかみさんと景色に見入る。

ビジターセンターに戻りエゾリスとシマリス発見。
エゾリスの下の方にあるのが餌台だ。見ていると体の大きなエゾリスはシマリスを蹴散らしていた。自然は厳しいのう。で、こっちがシマリス(エゾシマリス)。
縞模様がかわいいね。ビジターセンターでかみさんがお土産を買い、釧路へ向かう。だんだんと街になってくる道路。釧路の町中に入り昼飯を食べるため、春採の六花亭を目指す。道に迷いながらなんとか到着した。かみさんは夏野菜のピザ、俺は雑穀炊き込みのご飯を頼む。イチゴミルクとかそんな物も飲んだけど、なんか今ひとつだったなあ。お菓子と珈琲にしておけば良かったか。二階の喫茶部は人で一杯になり、一階のお菓子売り場で土産の菓子を買い、六花亭を後にして春採湖のネイチャーセンターを目指す。ネイチャーセンターではお世話になりました。いろいろお話を聞けた。ノゴマはいますか?と聞いたら、「います、博物館の下にあるロックガーデンの松の木にいます」との事。早朝なら見られるかも、とのこと。早速散歩がてら向かう。残念ながらノゴマは見られなかったが、そこから湖沿いの歩道を歩く。巨大なタデがたくさん生えている。その名もオオタデ。そのままですな。クラブ活動だろうか、子供たちとたくさんすれ違うが、みんな挨拶してくれる。でも鳥は見られない、と思ったら声が。湖沿いの葦の陰だ。幼鳥か?そこをパスすると道ばたで声が。なんと雛から幼鳥になりかけぐらいの鳥が道にいる。
なんだろう?可哀想だが拾うことはしない。と言うか拾ってはいけないのだ。野鳥の雛は拾っても育てられないし、側に親がいることもある。人が触るともう親は面倒を見ないのだ。よって野鳥の雛を拾うのは厳禁だ。ネイチャーセンターに戻り、話を聞くとコヨシキリかも、とのこと。雛は良くわからない。

釧路プリンスホテルに向かいチェックイン。ここは完全にビジネスホテルだね。夕飯前に釧路フィッシャーマンズワーフを覗いてみる。ここは釧路川の河口でカモメがたくさんいる。ウミネコやオオセグロカモメなど。オオセグロカモメはでかいなあ。カラスより一回りでかい。フィッシャーマンズワーフは炉端焼きやとお土産屋だ。晩飯は人が少ない中、またもバイキング。やっぱり屈斜路湖の方がよいのだが、ここはステーキやらを焼いてくれる。もう四日目だと腹も減らず、適当に食べて疲れたので寝る。流石に釧路は涼しくて、窓を開けて網戸にして寝たのだ。

翌日は早めに空港へ行きレンタカーを返した。新型マーチはなかなか良かった。空港で土産を買い、東京へ向かった。10度の気温差には参った。暑い東京へ帰り土日はしばらくばてていた。夏休みがこうして終わった。

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