2010年8月21日土曜日

釧路湿原の旅(2)

旅の二日目は阿寒湖から屈斜路湖まで。朝飯もぱっとしないけど、もう諦める。そして湖畔まで散歩。ボッケという所まで、散策路を歩いて行く。鳥の声はしないなあ。蒸気が泥を押し上げてぼこぼこ言うのがボッケである。桟橋に出たりする。湖水はきれいだなあ。朝から暑い。

阿寒湖を後にして屈斜路湖へ向かう。まずは道路沿いの双湖台へ。ペンケトーとパンケトーの二つの湖が見渡せる展望台だ。ここで綺麗な蝶を見る。家へ帰った後に調べたら、キベリタテハという蝶だった。
ビロードのような羽に綺麗な黄色い縁取りがあり、その内側に青い点々が付いている。なかなか綺麗である。湖の方も眺められるのだが、その後にたくさん見たので、遠い眺望は記憶に残らないかな。

それからちょっと進んだところに双岳台という、雄阿寒岳と雌阿寒岳が望める展望台がある。ここまでのわずかな距離をかみさんが運転した。実に久しぶりの運転だったが、たかだか3kmぐらいで「もういい」だそうである。
雄阿寒岳が綺麗に見える。実は旅行前には雌阿寒岳登山も考えたのだが、実際には体力的に厳しかったろうと思う。無理しないで良かった。

双岳台を後にして摩周温泉という道の駅に行くが、ここは本当に小さい観光案内所という感じ。釧路川の近くにある。ここでチラシをもらって弟子屈の町中にあるそば屋へ行く。そばラーメンと言うのが名物らしい。俺はもりそば、かみさんがそばラーメンを頼んでみる。そばラーメンを俺も味わってみるが、甘い出汁で、細麺のラーメンだ。何がそばだか分からなかったが、よくよく見てみるとかしわ蕎麦の出汁と具でラーメンを食べるもののようだった。蕎麦の方はピロピロした幅広の蕎麦で、祖父さんの打った蕎麦を思い出した。

昼食を食べたら摩周湖へ向かう。途中の第一展望台は有料でおっさんが道路まで出て呼び込みをしている。これを無視して第三展望台へ向かう。無料駐車場に車を止め展望台へ。今日も天気が良く摩周湖がよく見える。
いやあ、これは綺麗だった。学生時代に来て以来だけど、その時はよく見えなかった。反対岸には崩落の跡も見えた。湖と反対側には硫黄山もよく見える。実に素晴らしい眺望だ。しかし暑い。エゾゼミの声も大きく聞こえる。
こいつがエゾゼミ。透明な羽で結構大きい。そして「ジー」と機械的な声で鳴くのだ。

摩周湖を後にしてワインディングロードを通り、屈斜路湖へ向かう。途中の郵便局でかみさんが切手を買ったり。そして屈斜路湖へ着いたが、プリンスホテルを通り過ぎ津別峠展望台へ向かう。ここが穴場の絶景ポイントらしい。プリンスホテルのちょい先を曲がり峠へ向かう。細めの道ではあるが十分走れる山道だ。ところがここで道の中央にキタキツネのそれも子狐が。かみさんが可哀想と言うのを尻目に、車を急がせる。ちょびっと追いかけたのがバックミラーで見えた。ドライバーから食べ物を貰うことを覚えるのは良くない。いつか撥ねられてしまう。でもきっと観光客が食べ物をあげたりしてるのだろう。津別峠は非常に良かった。屈斜路湖がよく見えるだけでなく、遠くまで眺望が見渡せた。流石に知床は見えなかったけど。

津別峠の帰りにも別のキタキツネを見かけた。多いなあ。屈斜路プリンスホテルにチェックイン。いろいろと疲れたけど夜のナイトハイクを申し込む。エゾモモンガに会いたい。エゾフクロウに会いたい。携帯の着メロみたいだな。晩飯のバイキングはなかなか見事。昨日の阿寒湖より安いのだから。温泉もこっちの方が良いな。クオリティの高いバイキングは非常にお得である。

さてナイトハイクでは動物に会うことはなかった。しかし快晴になり見事な星空が頭上に広がる。NikonのE-IIをバードウオッチング用に持ち歩いていて良かった。この双眼鏡のおかげで老眼でも星空が楽しめた。

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