2010年8月22日日曜日

釧路湿原の旅(3)

三日目はホテルバイキングの朝食から。朝食も旨いね。満足満足。このホテルには阪急交通の団体客と韓国から団体客が来ていた。バスで分かる。ツアー客は朝が早いだろうと言うことで、遅めの朝飯にしたのだ。おかげでゆったりと朝食をとれた。さて、屈斜路湖を後にしてまずは900草原へ向かう。
ここは弟子屈町がやっている、町営牧場で地平線が見られるビューポイントだ。今日も天気が良く暑い。道東とは思えない感じだ。眺めは写真の通り良い。しかし残念な点もいくつか。パークゴルフ場が設営されているので景色の邪魔になること。でも少ない観光客の一部はパークゴルフの客である。また売店の牛乳が紙パックのよつば牛乳であること。こんなの東京でも買えるぜ?せっかくの牧場なのに。まあ、集客能力が足りないのだな。

ここからコッタロ湿原に向かう。途中農家の近くで鳥の声がした。小さな鳥が何羽か見られたのだが、センダイムシクイだろうか。一応写真には撮ったのだが、この仲間はよく似た鳥がいろいろいるので分からなかった。コッタロ湿原展望台は無人の展望台で、トイレもある。施設の後ろに階段があり、これを登る。どんどん登ると素晴らしい眺望が現れる。
美しいなあ。釧路湿原の奥にあり、古い湿原の姿をとどめているそうだ。双眼鏡で探したが丹頂鶴は見当たらなかった。展望台でフランスから来たという若者とちょっと話をする。ツアーで来ているのだがこの展望台まで歩いてきたそうだ。凄いなあ。日本中を回っているようで、忙しいツアーだ。コッタロ湿原の景色を堪能した後は、未舗装の道路を塘路方面へ向かう。

車がすっかり土埃まみれになったところで、次の目的地であるサルルン・サルボ展望台へ向かう。釧網本線の踏切を越えたりして、展望台を探すが道を間違えたりした後に小さな駐車場に車を止める。そこから歩きでサルルン展望台へ向かう。階段を上がりサルボ展望台との分かれ道を越えてゆく。660mぐらいの山道だ。

サルルン展望台には人がいなかった。すれ違った観光客も女性二人だけ。遠いせいかみな近くのサルボ展望台に向かうようだ。しかし眺めは全然違う。二つの展望台は1kmぐらい離れているのだよね。サルルン展望台からは四つの沼が見られ、アオサギが見えた。湖面には水草が茂り、沼って感じである。しかし今日も暑い。サルルン展望台を後にして山道をサルボ展望台へ向かう。帰りは登りでもないので比較的楽だ。それにしても鳥の声がしない。ディアゴスティーニの解説では、「サルボの丘にはカラ類やコゲラなど森林性の野鳥が生息している」との事だったが、全く声がない。

サルボ展望台には人が何人かいた。こちらは櫓の上に登り眺める。ここも良い眺めだ。こちらは塘路湖が眼下に望める。展望台を後にして宿泊地である塘路へ向かう。塘路湖エコミュージアムセンターで野鳥の情報を訊いたが、たいした情報は得られず。いまは季節が悪いねえ。やはり6月頃がベストシーズンなんだよな。今日の宿である、ヘイゼルクラウスロッジatピルカトウロに到着。ここはオーベルジュと言うことだが価格はリーズナブル。温泉はないが大浴場あり。チェックインして散歩に行く。

ホテル近くの散策道を歩くが、やはり静か。動物の気配はしない。笹藪の中に何かいたかもしれないが。5時になりお風呂へ入り、6時からの夕食。客は我々を入れて4組ぐらいだろうか。ワインは安めの物のリストが多いのでよいね。ニュージーランドのデルタヴィンヤードのピノノワールにする。結果的に果実味あふれる美味しい物だった。
食前酒のヴァン・ムスーと前菜。アスパラの味が濃くて旨い。ポーチドエッグの上にウニ。生ハムと生野菜を混ぜて食する。魚はキンキのポアレと厚岸の牡蠣のロースト。肉は摩周豚?だったかな。デザートまで美味しく頂いた。パンも旨かった。

ラベル:

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム